OE Studio は、矯正装置(シェル・バー・スリーブなど)を設計して SLM 金属 3D プリント用の STL を出力するアプリです。設計は「レシピ」(数値)として保存されるため、いつでも数値を変えて作り直せます。
上部バー = 左から 工程(① Import → ② シェル設計 → ③ バー設計 → 出力)と メニュー(半自動 / 融合 / 検査 / 重ね合わせ / Tool)。右パネル = 構成(部品リスト)/ ライブラリ / 設定 のタブ。画面下 = オブジェクトスナップのバー(端点・近接点・点・中点・中心・四半円点・接点・頂点。ガムボールのドラッグ中にリアルタイムで黄マーカーに吸着します)。工程を選ぶと関係ない部品は自動で一時的に隠れます(シェル設計中はバーが、バー設計中はシェルが隠れ、出力では全部戻ります)。
| 視点の操作 | ドラッグで回転・ホイールでズーム。ダブルクリックでその点が回転中心(ピボット)になります。F で全体表示・Shift+F で選択部品を表示。 |
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| 断面 | 「断面」でクリップ面を出し、ガムボールで位置・向きを調整して内部を確認できます。 |
| 初心者モード 🔰 | ヘッダーの ? の隣の 🔰 で ON/OFF(初期状態は ON)。ON のあいだ、ボタンに触れると操作ガイドが表示され、右下のマスコット(クリックで作業ガイド・吹き出しでショートカット案内)が常駐します。OFF にするとガイドとマスコットの両方が消えます(マスコットのキャラクターは設定タブで変更できます)。 |
| 言語・背景 | 設定タブで 言語(日本語 / English / Italiano)・背景色(鉄御納戸 / ダーク)・グリッドを変更できます。 |
患者を作成 → STL を選択(複数選択可)→ ダイアログで種別(上顎 / 下顎 / バイト① / バイト② / 頭蓋 / 下顎骨 / その他)を選びます。取り込みは常に原寸です(間引きしません)。細かなゴミ島(浮遊片)は自動除去されます。既定でメッシュを ×4 に細分化して取り込むため、歯頸部トレースや塗りがなめらかになります(面数が大きすぎる場合は細分化せず原寸のまま取り込みます)。「その他」で複数の連結パーツを含む STL を読むと、グループとして分割取り込みできます(1 つを動かすとグループ全体が動きます)。
取り込み直後の案内、または Import パネルの「基準3点(原点設定)」から。どちらの咬合面で設定するかをダイアログで選びます(上顎基準 / 下顎基準 / キャンセル)— 咬合したままの一体スキャンにも対応します。クリック順は ① 右側第一大臼歯(咬合面)→ ② 中切歯隣接面(正中)→ ③ 左側第一大臼歯(咬合面)。3 点で咬合平面と正中が決まり、別々に取り込んだ上下顎は咬合関係を保ったまま一緒に整列します。あとから 1 点だけ選んでドラッグし直すこともできます(正中の調整ステージ)。
開いた口腔内スキャンを、模型のように 3D プリントできる閉じたソリッドに変換します(リムを挿入方向へ押し出し + 基底面キャップ)。台の高さ(mm)を指定でき、「台付けライン」ではガムボールで切断面の高さ・傾きを画面上で調整できます(面の上側 = 残る側)。新規部品として追加され、元のスキャンはそのまま残ります。閉じたソリッド同士なのでブール(差・和)が確実に通ります。
CBCT の DICOM フォルダ内の .dcm をまとめて選択して取り込みます(非圧縮形式)。ボリュームは圧縮して患者データに保存されるため、次回からは読み込み不要です(氏名などの識別情報は保存されません)。「CT 断面を見る / 重ね合わせ」で軸位・冠状・矢状の 3 断面を表示し、「スキャンと重ね合わせ(3点 + ICP)」で口腔内スキャンへ位置合わせできます。TAD スクリューを選ぶと長軸に追従した 3 方向の局所断面が出ます。
「模型に刻印」で台付けした模型に患者名・症例番号など(英数字・記号)を彫れます。面の上でゴーストをプレビュー → クリックで確定・R で 5° 回転・Esc で中止。「模型を保存(レジン用)」は上顎 / 下顎の模型を保存先フォルダ(レジン)へ直接保存します(フォルダ未選択ならダウンロード)。
| Base | 挿入方向: 模型を見たい向きに回し「この視点をアンダーカット方向にする」を押すと、その歯のブロックアウト方向が決まります(歯ごとに繰り返せます)。厚み(既定 0.20mm)とクリアランス(既定 0.03mm)。「アンダーカット逃がし」はシェル内面だけを追加で逃がし、外面は変えません。「縁の薄さ」はプリセットで選べます: しっかり(薄くしない)= バンドなど小さい部品向け / 標準 / 薄い縁= 口蓋床など広い部品向け / カスタム(数値直接指定・数値を変えるとプリセット表示も追従)。テーパーの掛かる縁は水色で可視化されます。 |
|---|---|
| Design | リタッチブラシ: +で盛り足し・−でくり抜き(同じブラシをもう一度押すと解除)。投げ縄 🪢(塗り / くり抜き)で範囲をまとめて指定できます。Tool(メッシュ加工): 盛り足し / 削減 / 丸め を選んで面をなぞります。Build 前でも使え、数値を変えて作り直しても彫刻は残ります(レシピに筆として保存)。Ctrl+Z で 1 筆戻る。 |
| Op | 内面リテンション(格子 / 網目 / ダイヤ / ハニカム、ピッチと深さ)。変更後は ReBuild で反映します。 |
| Build | 部品として確定します。確定後も部品リストの右クリック →「Build 前に戻す」で、塗り・数値・彫刻ごと編集に戻れます。 |
| Design | 経路曲線(なめらか直線 / スプライン)、断面(ラウンド = 直径 / レクト = 幅・高さ・トルク)。バーは打った制御点をそのまま通ります。点は歯面に吸着し、ドラッグで面上を滑ります(選択 + Del で削除・複数選択してまとめて削除も可・Ctrl+Z)。断面の上方向はねじれ最小で自動決定。「歯頚部に沿わせて接続(2 点間)」で、2 点の間を歯頸部ラインに沿って自動でトレースした点列に置き換えられます。Build 前データの Clear もここ。 |
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| Adj | 制御点ごとの調整。表で 太さ / 扁平 / 回転 を点別に指定でき(浮かせは点をガムボールで動かして調整)、レクト断面では 上 / 下 / 屈曲 の列も出ます(空欄 = 上の既定値)。数値は前後の点へ自動でなめらかに繋がります。選択範囲の一括変形も可能です — 複数点を選んで 離す(歯面から浮かす)/ 沿わせ(食い込みをメッシュに沿わせる)/ 回転リング(リングを回して範囲ごと離す)。レクト断面の角を「厚みの 1/2」で丸める(長手 / 短手)もここ。点編集(全選択 / コピー / ミラー / Align)も同じタブ。固定 🔒 は点の右クリックで切替でき、固定点の間の形は他の点を動かしても変わりません。 |
| Op | 断面プレーン上への打点、始点 / 終点の延長・縮小。 |
| Tag | 患者名プレート。文字(英数字)とサイズ・刻印深さを指定して生成 → 装置の面をクリックで貼り付け(Esc でキャンセル)。咬合平面に水平・クリック点から 1mm 食い込んだ位置に置かれます。 |
| Build | 部品として確定・整列・やり直し。吸着(他の部品にくっつける)もここ: 有効にすると、確定済みの別バー端点・リング・吸着点・ライブラリのワイヤー表面の近くで制御点が吸着します。吸着中の点を右クリックで 🧲 絶対吸着(相手が動いても必ず接する・もう一度右クリックで解除)。「吸着点を置く」(Ctrl ホバー → 緑で Ctrl+クリック)で狙った位置に確実に付けられます。スリーブ(既存ラウンドバー上を 2 点クリックしてスライディングのチューブを生成)も Build タブから。 |
バー編集からの離脱はどこでも Esc または何もない所をクリック。作図・ドラッグ・メニュー・ブールモードまで含めて「すべてキャンセル」です(ドラッグ中は開始時の状態へ戻ります)。
上部の「半自動」メニューから。数値を確認してから生成されるので、あとからレシピで作り直せます。
| 急速拡大装置… | 拡大ネジ・脚バー・バンドまで対話式で生成。「急速拡大装置の作り方(ガイド)…」は手順と操作アニメーションで案内します。ネジを動かすと脚バーが追従します。 |
|---|---|
| TAD スクリュー+ガイド… | スクリューで位置決めし、Build するとその TAD 専用サイズのガイドが表示されます。実製品の STL はセット登録できます — ① スクリュー ② ガイドシリンダー ③ インスツルメント(②③は任意・同じ座標系)を登録するか、ライブラリタブの「TAD セットとして登録…」で画面上の位置関係のまま登録します。ライブラリからドラッグ&ドロップすると関連部品を一緒に追加するか選べ、追加分は TAD に紐づいて移動に追従し、既定は非表示です(TAD の右クリック「関連部品の表示…」で切替)。ガイドシリンダーは表示してから Tool で編集し、ブールで装置へ合体できます。 |
| スプリント… | クリアランス・厚みを設定してシェル設計へ進みます。 |
| IDB コア… | 半周ドーナツでブラケット + 歯冠を覆うコアを歯ごとにクリック配置(連結も可)→ Build で咬合面平行カットと歯式ナンバリングまで自動。 |
| 機能的矯正装置…(選択制) | ツインブロックなどを選択制で作成します。 |
| 既製ワイヤー+受け… | 既製の直線ワイヤー(CoCr/SUS・ラウンド / レクト)と U 溝の受けを配置します。ワイヤーは STL 出力対象外・受けはブールで装置へ結合します。 |
上部の「Tool」でフローティングパレットが開きます(アイコンはドラッグで並び替え可能)。線・円弧・丸・サーフェス・面の押し出しは確定後そのまま連続で使えます(やめるときは Esc)。ソリッドは見やすいピンク色で追加され、角には稜線が表示されます。Ctrl+Shift+クリックで面を選んで押し出し(凹ませ)ができ、サイズ変更可の部品はガムボール矢印の途中の ●(伸縮ドット)をドラッグして一軸で伸縮できます(クリックで倍率入力・Esc で中止)。
| メッシュ加工 | 盛り足し / 削減 / 丸め — 部品を選択してから面を左ドラッグでなぞります。 |
|---|---|
| 作図 | 点(クリックで連続)・線(通過点 → Enter)・円弧(3 点)・丸(中心 → 半径)・サーフェス(起点 → 広げる)・面を押し出し。円 / 楕円サーフェスの追加、選択中の閉じた線からのサーフェス生成も。 |
| ソリッド | 円柱・円錐(上直径 > 0 で円錐台)・リング(全周 / 半周)・半円ドーナツ(ラウンド / レクト断面・両端蓋つき)・台形柱・球・正多角形/円柱(くり抜き可)。 |
| エッジフィレット | 角をクリックで複数選択 → R 指定 → 実行で丸めます。 |
| ブーリアン | 結合・切り欠き。 |
「刻印テキスト」で、部品や台付け模型の面に英数字・記号を彫れます。文字・高さ・深さを入れたあと「文字に枠を付けますか?」と聞かれ、枠を付けると角丸の長方形の枠線が文字と同じ深さで彫られます。面の上でゴーストをプレビュー・R で 5° 回転・クリックで確定・Esc で中止。「17 16 15」や「17-27」のように入れると連続ナンバリングになり、向き・サイズを揃えたまま面の中央へ自動配置されます。
「リテンション加工」は 格子 / 網目 / ダイヤ / ハニカム の凹凸を彫ります。範囲は全体(内面のみ)/ ブラシで塗る / 曲線で囲むから選べ、塗り・曲線なら表面でも裏面でも彫れます。枠付きで刻印した部分は、どの範囲を選んでも枠の内側が彫られません(枠線そのものも守られます)。この保護は部品に保存され、症例を開き直しても、穴あけ・ブーリアン・裏側カット・セパレートのあとでも残ります。
等間隔・同一形状で 2 点クリック。縦穴 / 横穴 と、ふちの丸め(部品の厚みの 1/2 を裏表から)を選べます。ボタンを押すと設定が開きます。
| 融合 | ブール演算(和・差・交差)/ D-A Bool(適合カット)= バー内面を組織面で削る。クリアランス(mm・セメント層やきつさの調整・初期値 0)と、適合カット結果の表面のなめらかさ(収縮しない平滑の反復回数)を指定できます / スキャン裏側カット= 選択部品のうち口腔内スキャンの裏面に入り込んだ部分を削除(部品の右クリックからも実行可)。 |
|---|---|
| 検査 | 計測(2 点間の距離)・干渉(食い込みを赤表示)・アンダーカット表示。形は変えず解析・表示のみ。 |
| 重ね合わせ | 3 点重ね合わせ(3 点 → 3 点で整列)・安定領域で重ね合わせ(口蓋 / 舌側を塗る)・ICP 重ね合わせ(精密整合)・TAD 重ね合わせ(ライブラリから挿入した TAD の STL を選び、スキャン上のヘッドをクリックするとヘッド部分だけの ICP で自動的に重なります。ズレはガムボールで微調整可)・TAD 部分をスキャンから削除(手動で重ねた位置で)・歯根モニタリング(Initial 歯牙 → Progressive)。 |
咬合器(下顎の開閉・構成咬合)のパネルで、実機 SAM2 の 3D モデルを重ねて表示できます。丁番軸は関節点に一致し、開口で下弓(Md)が下顎スキャンと一緒に回転します。透明度・サイズ調整(小児対応の均等縮小)付き。セファロ重ね合わせは側面セファロ画像を取り込み、スキャン 2 点 → セファロ 3 点の対応で 3D へ重ねます(重ね合わせ済みなら咬合器の縮小に Porion が自動で使われます)。
選択部品を STL 出力(現在の配置で書き出し)/ 表示中の全部品を 1 つの STL に(単純結合・配置焼き込み)/ 表示中の部品を個別に出力。保存先フォルダ(レジン / メタル)を設定しておくと、選択部品をフォルダへ直接保存できます(未選択ならダウンロード)。
SLM 出力の推奨: ブール(結合+フィレット)で一体化した部品を選択して「選択部品を STL 出力」。単純結合は重なりを含むため検査用途向けです。
① 適合カット(歯・粘膜で削る)— 食い込み削り余裕(mm)を指定 → ② 食い込み検査(選択部品 vs スキャン)— 全頂点の符号付き距離を計測し、歯牙・粘膜への食い込みを判定します。
納品書(A4 印刷 → PDF 保存)には 6 面写真・患者名・医院 / ラボ名・日付・装置名・材料・ロゴが入ります(医院 / ラボ名とロゴは設定タブで登録)。3D ビューア出力(HTML)は表示中の部品を STL 同梱の単一 HTML にし、ブラウザで回覧・メール添付できます。QR コードの発行にも対応し、マウス操作は本体ソフトと同じ・ダブルクリックでその点を回転中心にできます。
患者リストでは症例の作成・複製・削除・症例メモ 📝(設計画面のヘッダーからも読み書きできます)を扱います。事例集では全ユーザーが掲載した症例をサムネイルで閲覧できます(無料・患者名は載りません)。掲載は各行の「+ 事例集に掲載」からタイトル・タグ・解説・閲覧料(0〜5 クレジット)を設定します。「制作方法を見る」で工程ログを再生でき、有料の症例は初回のみクレジットを消費します(掲載者に支払われます)。自分の掲載は制作方法をその場で編集できます —「この工程を削除」で不要な作業を除き、「💡 ポイントを記入」で製作時のコツを工程ごとに記入できます。
保存のたびにレシピの「版」が増え、履歴パネルからいつでも戻せます。履歴は「開く / 削除」で整理でき、不要な版を削除して患者データを軽くできます。スナップショットは読み取り専用の記録です。未保存の変更があるままタブやウィンドウを閉じようとすると、ブラウザが警告を出します。未保存のまま「患者リスト」を押した場合も確認ダイアログが出ます(保存は「レシピ保存」)。
| Ctrl+Z / Ctrl+Y | 元に戻す / やり直し |
|---|---|
| F / Shift+F | 全体表示 / 選択を表示 |
| ダブルクリック | その点を回転中心(ピボット)に |
| Ctrl+クリック | バー設計: 点を追加 / 選択: 複数選択 |
| Del | 選択した点・部品を削除 |
| R | 刻印のプレビュー中: 5° ずつ回転 |
| Esc | すべての作業をキャンセル(作図・ドラッグ・メニュー・ブールモードまで。ドラッグは開始時の状態へ戻ります) |
工程による一時的な非表示かもしれません。部品リストで薄く表示され目のアイコンが − の部品は、工程を移すか目のアイコンを押すと戻ります。
保存済みの版から戻すか、Ctrl+Z を使ってください。Build 済みの部品は右クリック →「Build 前に戻す」で編集に戻れます。
貼り先はシェル / バー / ブール結果の面です。先にどれかを Build してください。やめるときは Esc。
取り込みは常に原寸です。面数が非常に多い STL は表示や加工が重くなることがあります — スキャナー側の出力設定で面数を抑えた STL の利用をご検討ください。
外科プランニングには専用のマニュアルがあります(設定タブのマニュアルから、または こちら)。
掲示板での相談のうち、役に立つやり取りをマスターが Q&A としてここに掲載します。
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